我が家の近くでも桜が満開となりました。けれども雨の多かった先週、早くも散り始めています。青空を背景にした桜を見たいのに、今年の春は何だか物悲しい気分。
本州で一番早かったのは、東京は靖国神社と聞いた数日後、昨年「サクラ花」という映画が公開されていたと知りました。早速近くのレンタルショップに行きましたが、まだDVDにはなっておらず、予告編を手掛かりに雰囲気を味わうしかありません。
戦争物は得てして左翼的な見方で描かれているものが多いですが、この映画でも特攻隊員が気が狂ったように叫ぶシーンが予告編に映っていました。私ももちろん戦争は反対ですが、そういうシーンは違和感ありますね。プロペラも車輪も燃料も無く、敵に向かって行かれた「桜花」の乗組員の方に失礼では?と思ってしまいました。
と申しますのも、ある法友の旦那様(入会信者である太田様)のお話を以前聞いたことがあったのですが、帝国軍人はあんな無様な姿を晒していないはずだから・・靖国神社の英霊の皆様の名誉にかけて、ここに再度転載を・・この法友の旦那様であるおじいちゃま19歳の頃のお話。死を覚悟して、戦闘機の中で座禅を組んだという豪胆のエピソード、とくとご覧くださいませ。
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昭和20年5月29日。太田庶康さん19才。戦局はいよいよ厳しくなり、硫黄島を占領した米軍は、度々大挙して東京上空に襲来するように・・ある日、B29やP51の大群がやって来たのを邀撃すべく、太田さんが所属する戦闘機隊36機の零戦は、次々に百里基地を飛び立って行った。敵機は300以上。1機で10機を相手に戦う計算である。後ろの方を飛んでいた太田さん。ふと別の敵機集団がはるか後方に回り込んでいることに気が付いた。このままでは、挟み撃ちに会う。味方に手先信号で知らせるも通じない。一刻を争う状況の中、ただ独り向きを変え、敵機集団目がけて突進していった。というのは、乗る予定の零戦がエンジントラブルで、予備機に急遽乗り換えるも、無線機がはずされていたからだ。最初、蜂の集団のようにしか見えていなかった敵機も、もう早や眼前。激しい銃撃戦が始まった。敵機が白煙をひいて降下してゆく。突如、機関銃弾のひとつが前のエンジンに当たり、燃え上がった。機内は目も開けられぬほどの熱さ。そこで風防コクピットの屋根を開けようとしたが、風圧でビクともしない。このままでは、焼け死ぬのが先か、墜落死するのが先かという状況。しかし、押そうが引こうが、どうしても屋根は開かない。「ええい、もういい。潔く死んでやれ。」機内であぐらを組むと、座禅を始めた太田さん。すると、不思議なことに全身の痛みが無くなり、何とも言えず快い気持ちに。「ああ、これが極楽か!」と夢うつつになったそうだ。そこへ、今度は後ろから、機関銃が・・左足に激痛が走ったかと思うと、突然、コックピットの屋根が開き、空中へ放り出された。パラシュートも開いて、どうやら着地したようだが、意識は朦朧。パラシュートが風で動くたび、地面を引きずられ、全身に激痛が走った事だけは鮮明に覚えているそうだ。後に、目の玉以外は包帯で覆われていたことから、全身に火傷を負っていたことを知る。
収容されたのは、成田山の境内にある旅館を、海軍が病院として接収していたところ。入隊したての頃、トイレ掃除をしていたら、何でも早くしないといけない軍隊生活のこと、成田山のお守りが落ちている事も多かったそうである。「もったいないと拾って、保管していたお陰かな?それにしても、二回目の銃撃が命を助けてくれるとは・・」と笑っておられたお顔が印象的。小さい頃から海軍のパイロットに憧れ、自ら志願し16才で入隊。敵機襲来の時には、「戦死したばかりの兄貴の敵討ちだ!」という思いもあったとか。
その後、二人の息子さんのお父様となられ、今では二人のお孫さんの良きおじいちゃま。それにしても、生命の危機の真っただ中にあって、座禅を組むとは・・もう決して戦争があって欲しくはないが、「ああ、日本では若者よりも、おじいちゃまの方がカッコイイー!」
<過去記事>
http://sansanteruyo.seesaa.net/archives/20130810-1.html
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